あかねのいえ

TwitterオタクなOLの日記

「会社を辞めます」と言うのが辛いは当たり前、「辞める」が言えない人への処方箋

 

昔に比べたらきっと「仕事を辞める」ことに対してハードルは低くなった社会ですが、実際に私が「仕事をやめよう」としたら、心がしんどくなりました。

 

意外な転職退職あるある。


私が前の会社を辞めて1年、抱えていた不安や気持ち、そして行動に移すことがなぜできなかったのかをまとめました。


これから会社を辞める人・辞めたいけど徹底的な理由がない人、色々転職活動に悩む方ぜひ参考にしてください。

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

 

 

 

前の仕事

私は17年卒で、某家電量販店へ就職しました。

実際に働いて見ると、新入社員ながら先輩に認められたり、チーム自体がわりかし和気あいあいで私が仕事をするにはとても居心地良く、そのおかげでモチベーションも上がり、売り上げもかなり貢献していた方でした。
その頃はまだ仕事に対して「楽しい」って思っていました。


しかし、そんな楽しい時間は長く続きませんでした。

 

9月、チーム変更。
変更先は、前々からあまり人間関係や雰囲気の良い評判を聞かないチーム。

実際かな入ってみると本当に非常にピリピリしていて、先輩が常にイライラしていて怖い、小さなことも相談しにくいチームでした。


働いている時間は先輩の罵声がバックヤードから聞こえ、

私用スマホには仕事のチームのラインは休み構わず常に反省点・改善点が流れてくる。


そんなピリピリした雰囲気と、チーム変更後担当した販売商品と私のマイページな性格との相性が合わない。

「今日は何台売れた?」

前のチームなら自信ありげに答えられたよくある質問も、このチームでは支えきれないくらいのプレッシャーに変わった。

 

蓄積されていく疲労・心労。
思考?
考えろ?
明日どう生きることしか頭にないよ?

 

それがコップ一杯まで溜まった時、私は泣いていた。

 

それで、薄々負の変化に気づいた9月下旬ぐらいから「これ早く辞めないとダメだ」となり、転職サイトやエージェントに登録して転職活動をはじめました。

 

しかし、
いつ仕事を辞める(期日)ということはひとつも考えていなかったのです。

これが、私が会社を辞める事に対してのアダになりました。 

 

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転職が上手くいかない不安

一応目標にしていた12月に退職するにはその一ヶ月前、11月に言わなければならないわけで。
しかし11月も下旬になっても応募した企業から「お見送り」のお祈りメールの返事ばかりで全く決まる見通しなし。

 

さらに私はひとり暮らしをしていたので、
「これ、決まらなかったら私どうなるのかな。家賃払えるのかな」
そんなお金の不安が私の心の中の多くを占領していたのです。 

 
また、普段の仕事の忙しさや、身体の疲労と重なって、私には冷静な思考回路はありませんでした。

 

自分を転職するため、退職するために見つめ直すこと・未来予想図を丁寧に描くができなかったのです。

 

悲痛の叱責と己の選択

閉塞的な会社空間にいると、非常に社内恋愛が起きやすいんですよね。私もその中の一人で、入社して3ヶ月で部署の同僚と付き合っていました。

 

彼氏も同じ仕事、同じ部署ということでお互い仕事の愚痴や、たまには嬉しかったこと、助けてくれたことを毎日LINEでやり取りしていました。

 

最初は付き合ったばかりで、お互い舞い上がっていまして、その頃は恥ずかしくなるようなとても甘々なやり取り。

 

しかし、そんなLINEの会話も10月頃から徐々に様子は変わり始める。

「お願いだから会社辞めてくれ」

「こんな会社死んでくれ」

私へ悲痛の叫びと願いが増えていく。


もちろん私から彼への心配も増えていく。

 

支え合って逃げ口を探り探り、出ていくタイミングを覗いていた。

 

そんな中、私の転職活動も面接に行ったりと本格的になり、2人の中でほわっと

「12月に辞めよう」と話になった。

 

そしていざ、上司に報告。

…しかしそんなに簡単には言えなかった。

タイミングや、私の心理状態色々そんな理由をつけて、対面を逃れていた。

そんな私に、飽き飽きした彼は私の代わりに上司へ「彼女が話したい」と、取り次いでくれた。

 

そして面談へ、私がやめたいと一通り話した後、上司はこう言った。

「そんなに辛かったならもっと早く相談してくれたら、異動とかできたのに。あなたはできる人だから、せめて繁忙期(冬ボーナス期から正月明け)までいてくれると嬉しい。もちろん負担かけないようにするから」

 

要に『人員足りないし、まだできる方の子だから繁忙期終わるまではいて欲しい』そんなとこだ。

 

しかしまだ冷静に考えられない私、

「転職もうまく決まってないし、もう少しだけ働こうかな」

と、保留の判断をしてしまいました。

 

このことを彼氏に報告すると、

「はぁ?俺がなんの為に話取り次いだ」

「ふざけんなよ」

「お前なんか死んじまえよ」

今だからわかる、彼の言うことの方が私にとって正しいということを。しかし、頭がいっぱいの私にはすぐに理解できなかったのです。

 

正直、退職前の上司との面談や彼との会話の記憶が無いです。それくらいもう『頭で考える余裕』がなかったのです。

 

この後大ゲンカの末、私も色々と目覚めお互いの意思として『会社を辞める』決断をし、退職しました。

このケンカとがなれれば、人の言いなりに流されていたと思うとゾッとします。

 

これがSOSのサイン

上記をまとめると、

  • 余裕がない
  • 冷静じゃない
  • 周りが見えない

この3つが退職・転職への足かせになっていました。

…今は心の余裕があるので冷静に判断できるのですが、その当時は基本的な考え方すらまともにできなかったのです。
冷静に心の余裕があれば、あの上司の誘惑にもはっきり「No」と答えられてのかなと思います。

 

 

職場から逃げ出すには

  • 退職日を決めよう

『絶対この日で辞める』って覚悟と日付けを決めましょう。

「まだもう少しいけそう」と長々引き伸ばすほど体を壊します。人生一度きりです、ちょっと仕事辞めた所で人生崩壊なんかしません。「まだ」と余力があるうちに辞めましょう。

 

  • 他人の心配はするな、自分の心配だけをしよう

他人や残された社員のことを考える、それが本当に自分のためになりますか?

会社のこと考えて残ったところで、自分にメリットはありますか?

ないのなら、辞めてもいいでしょう。

それだけ経営者がダメな人と思いましょう。

必要にされてると、答えたくなるのが人間。しかしそれでいいのか、あなた自身の答えを。

 

まとめ

「辞めます」上司に言うのって、怖いよね。なかなか言い出せないし、転職先が決まってなかったら余計に言えないよね。

 

そんな時こそ落ち着いて自分の人生を天秤にかけましょう。

SNSなどを見て、転職した人のツイートやブログを読みましょう。


大丈夫、あなたなら大丈夫。
ほんの少しの一歩が、大きな一歩になります。

 

「会社を辞めます」

これがしっかり言えた時、あなた世界はガラリと変わります。

 

最後に、転職への道筋を作っていただいた彼氏や大学時代の先輩(転職経験あり)、エージェント担当さん、両親・・・本当に応援していただきありがとうございました。

 

 

前の職場を辞めて1年。私も彼も楽しくやっています。

 

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